
2011年
『不変の価値』
「貨幣経済と他者」をテーマとする演劇作品。
観客に入場料を返金し、俳優に自由に演出をつけてもらう前半部と、そこで得た現金を用いて俳優同士がお互いを演劇せしめることによってシーンをパッチワークしていく後半部による。
『ご近所計画2011』にて初演。
えだみつ演劇フェスティバル2012、フェスティバル/トーキョー12公募プログラム参加作品。

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『フェスティバル/トーキョー12 公募プログラム』公演動画
『ご近所計画2011』山口公演動画
2010年
『本当に月まで行ったというのか』
「かぐや姫」の物語の伝聞の際に起こるディティールの喪失を端緒として、シーケンスを実行する際の状態をルール化することで連鎖させていくパフォーマンス。
『歩行訓練』
原作:W.イヨネスコ
バレエの振付のために書かれた台詞のない戯曲を身体化ののち再度テクストダウンし、制作。
二人の身体と目に見えない「理想の身体」による二人で踊るトリオ作品。
2009年
『正でもなく、反でもなく、合でもなく』
二人の俳優と一人の発話者による演劇作品。
身体と発話を分離したものとして取り扱い、舞台上で再組成し、断絶したシーンとイメージを連続させていく。
本作で成立した「not Aシステム」はこの後の作品でも度々活用されることとなる。
『春の心臓』
原作:W.B.イエイツ/芥川龍之介 訳
「not Aシステム」を活用した第2作。
W.B.イエイツの短編小説を3つのレイヤーからなる翻案で再表現し、演劇化。
2008年
『hello, world』
『クラップの最後のテープ』(サミュエル・ベケット作)に着想を受けた一人芝居。
自殺の名所にあるという電話ボックスの通話先で働く男を淡々と描く作品。
2007年
『log-out』
劇団内で新たな言語を制作し、架空の国の伝統劇を言語上演で行うというミュージカル作品。