事務局移転の御報告と御礼

みなさま

大変お世話になっております。集団:歩行訓練です。
いつもお世話になっておりますみなさまにご報告がございます。

集団:歩行訓練は、2014年4月1日より山口県山口市より、事務局を移転致します。
新住所は下記の通りとなります。

〒120-0035 東京都足立区千住中居町6-2-102

遠くはなれるとお感じ方もあれば、より身近になるとお感じ方もあるかとは存じますが、今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

以下、代表の谷からのご挨拶です。

「なぜ、今、東京へ?」
と、疑問に思われる方もいらっしゃることかとお察しします。
なんとか上手く説明を、と思い、色々と書いてはみたものの、どうにも文意が濁るばかりです。
もっとも単純な理由をひとつ書くとすれば、人が「その土地」に住むということは、決してインスタントに出来上がるのではないと私は考えていること、そして同時に、作家は常に異邦人として「その土地」に関わる必要があるとも考えているということになります。10年ほど山口に住み、ここ数年でようやく「住んでいるなあ」という実感を持つことができました。このことはしみじみと嬉しいものではありますが、同時に、ここではない他の地域に住み、制作したことがないということを、よく自覚するものでもありました。また、自分の考えがきわめて近視的なのではないかと疑わしくなってきたのも、また事実です。
別の土地で、1週間や2週間ではなく、ここが家だと思えるまでによく住み、作品を作ってみたい。そう思ってから引越し先をどこにするかについては、ほとんど迷いはありませんでした。よくよく知ったような気がしているけれど、実際のところぜんぜん知らないところにしようと思っていたからです。

私は東京に引っ越しますが、集団:歩行訓練の現メンバーは、伊藤はすでに岡山におり、人見は山口に住み続けることになります。
では、集団:歩行訓練はいわゆる「谷竜一のプロデュースユニット」になるのか?と言われれば、私はそれを望みません。
たとえば、ふと離れた土地である方言に出会い、その音律に別の土地との不思議な一致を感じることがあります。別々の場所で暮らしながらもひとつの生活様式をバリエーションしていくように、私たちは集団であることができるのではないかと思っています。もちろん、気がついたらそれぞれが全然別モノになってしまっていることも考えられるのですが。
私がこれから出会うひとと、これまで出会ったひとが、ばったりどこかで出会って、私のまったく知らないところで集団:歩行訓練をやらかしてしまう未来を、今、ほんのり期待しています。そして、それに見合う振る舞いを探し、持ち合っていくことが、当面の目標となります。

希望めいた話ばかりをしました。
長年活動を支えてくださいました、スタジオイマイチ、Organ’s Melodyをはじめ、山口の皆さま、近隣地域の皆さまに心から御礼申し上げます。
とはいえ、いわば二重拠点というか、嫁の実家と俺の家といったイメージで(笑)、山口と、東京と、それからまだ住んだこともない場所とを行きつ帰りつするつもりですので、またじきにお会いできると思います。
集団:歩行訓練の制作のペースはこれまでよりすこし緩めて、腰を据えてやってみる予定ですので、暫くはわりあい静かになるとは思うのですが、現体制から徐々に適切な活動体制に移行し、新しい企画も進めていこうと考えています。
適度に忘れたり思い出したりしながら、気長にお待ちいただければとても嬉しいです。

今後とも、集団:歩行訓練をどうぞよろしくお願いします。